2018年9月19日(水)-20日(木)にかけ、高知県香美市の高知工科大学にて開催された、『第一回 圧入工学に関する国際会議』(The First International Conference on Press-in Engineering 2018, Kochi-ICPE2018)に参加しました。
2018.10.29 お知らせ
国際圧入学会(IPA)は、圧入技術の科学的な解明と普及を目的として2007 年に設立された国際的な学術組織です。この度、圧入技術に関する国際的ネットワーク形成と研究活動の集大成の場として、圧入技術の発祥の地である高知県で国際会議を催しました。会議には研究者・技術者・学生など、17ヵ国から418名(うち海外参加者約60名)が参加しました。
本国際会議は、近年の我が国の土木建設産業におけるキーワードである「国土防災」と「i-Construction」の2つに「地方創生」を加えた3つのキーワードを柱とした国際集会として開催されました。「地方創生」として高知県発祥の建設技術である圧入技術を本国際会議を通じて発信、「国土防災」として東南海地震による高知県での津波対策を会議主題の中心に据え、さらに「i-Construction」における生産性の向上と労働力不足の解決にはICT(情報通信技術)により知能化された建設機械が主要な役割を果たす、との認識をもとに本国際会議が企画されました。
1日目には講演や論文、施工事例の発表が行われ、当社からも「GRBシステムを用いた大口径鋼管杭」「ジャイロプレス工法・杭間止水工法による鋼管杭止水壁の構築」をテーマにした施工事例の発表を行い、「GRBシステムを用いた大口径鋼管杭」は「ICPE BEST PROJECT PAPER AWARD」、「ジャイロプレス工法・杭間止水工法による鋼管杭止水壁の構築」は「ICPE BEST PRESENTATION AWARD」をそれぞれ受賞しました。
会場内に設けられた企業ブーススペースでは、当社の新技術や厳しい制約条件を克服した高難易度現場の施工実績を動画やパネルを用いて紹介しました。
今後も積極的に国際圧入学会(IPA)と連携して、圧入技術の学術的実証と国内外における「圧入工法」の普及拡大に取り組んでいきます。