ODA（政府開発援助）案件の「ダカール港第三埠頭改修計画」の完工式が10月25日、セネガル共和国のダカール港にて開催され、当社グループ企業・株式会社技研製作所も出席いたしました。本案件は、当社が鋼管杭回転切削圧入工法「ジャイロプレス工法®」による延長約350mの岸壁改修工事（圧入工事部分）を2021年3月に完了した案件です。完工式には、セネガル政府よりンバイ漁業・水産経済大臣、日本政府より山田外務副大臣が参加されたほか、約400名の関係者が列席しました。現地では、本邦技術であるジャイロプレス工法が現地での課題を解決したことが高く評価されており、多くの関係者より感謝の意をいただきました。
ダカール港はセネガル唯一の国際港湾です。しかし、内陸国向け貨物を扱う第三埠頭は老朽化が著しく、安全な荷役に支障が出ていることに加え、岸壁の水深が浅いため大型船舶が寄港できない状態となっていました。「ダカール港第三埠頭改修計画」は、日本のODAである無償資金協力により第三埠頭の改修を行ったものです。ジャイロプレス工法は、工事中も荷役や船舶の接岸を妨げない優位性などが評価を受けて採用されました。改修により、今後予想される隣国・マリ向け貨物取扱量の増加などに対応が可能となり、セネガルの持続的成長を後押しすることが期待されます。（詳細は過去のニュースリリースをご覧ください：セネガル・ダカール港ODA案件 「ジャイロプレス工法®」による岸壁改修を完工 – 株式会社 技研施工 – GIKEN SEKO）
当グループは今後もオンリーワンの技術を生かした質の高いインフラ整備を通じ、成長著しいアフリカの経済基盤の構築に貢献してまいります。
