一般財団法人エンジニアリング協会が主催する令和元年度(2019年度)「エンジニアリング功労者賞」にて、「⾼知市⻑浜海岸堤防改良⼯事チーム」(福留開発株式会社、株式会社技研施⼯、株式会社技研製作所)が<グループ表彰>を受賞し、7月16日に第一ホテル東京(東京都港区)で表彰式が行われました。
「エンジニアリング功労者賞」はエンジニアリング産業に関与し、その活動を通じエンジニアリング産業の発展に著しく貢献したグループ(チーム)および個人を表彰するもので、今回で39回目となります。
高知海岸の南海トラフ地震・津波対策工事では、2012年度から国土交通省直轄工事としては全国初の試みとなる鋼矢板/鋼管杭を用いた圧入工法による堤防補強工事が進められています。このうち2017年9月に着工した高知市長浜工区では、堤防背面に桂浜に通じる幹線県道が近接しており、背面側に1.5m程度しか施工ヤードを確保できませんでした。しかし、杭搬送から吊り込み、圧入までの全工程が打ち込んだ杭上のみで施工可能な当社の「GRBシステム」を用いることで、周辺住民の生活環境と道路交通に影響を与えることなく、安全・短期間・低コストでの施工を実現、2018年3月に竣工しました。
こうした画期的な技術を用いた工事が高く評価され、「⾼知市⻑浜海岸堤防改良⼯事チーム」は、新規性を有し、きらりと光る案件や技術を対象とする「中小規模プロジェクト枠」でのグループ表彰受賞となりました。