株式会社技研施工(本社:高知市、代表取締役社長:西川昭寛)のグループ企業・Giken Europe B.V.(本社:オランダ、社長:福丸茂樹/以下、技研ヨーロッパ)を中心とした合弁会社「G-Kracht B.V. (ジークラフト ビー・ブィ)」は3月 15 日、オランダの世界遺産「アムステルダムの環状運河地域」における護岸改修のための新技術開発プロジェクトで、実証施工(パイロット施工)※1の圧入工程を完了しました。これを受け、次の「商業化フェーズ※2」移行に関する協議が、発注者であるアムステルダム市によって始められています。限られたスペースで、周辺環境に影響を与えず効率的に施工した圧入工事に対し、発注者や地元住民からは「静かで早い」などと満足の声が上がっており、商業化フェーズ契約への大きな弾みとなりました。
昨年 11 月に始まった圧入工事は、当社の技術指導のもとで順調に進行。地元住民が大切にする並木の下では、機械装置を既設杭上で稼働させる電動「GRB システム®」を投入し、“省スペース施工”で樹木を伐採することなく、カーボンニュートラルにも貢献しながら施工しました。今後はコンクリートパネルの設置等を行い、7 月に実証施工の全工程を終える予定です。
※1 過去のニュースリリース(GKN22NW018JA)(オランダの世界遺産運河の護岸改修 PJ 実証施工の圧入工程が順調にスタート)もご覧ください。
※2 商業化フェーズでは、8 年間で計 3.3km 区間の工事受注が保証されています。