神戸駅前に「エコサイクル™」採用

~2 箇所に計 5 基を設置。計 1092 台収容~

2025.4.25 ニュースリリース

株式会社技研施工(本社:高知市、代表取締役社長 CEO:西川昭寛)は、神戸市発注の「神戸駅前地下駐輪場整備事業」において、機械式駐輪場「エコサイクル™」の整備工事を受注しました。北側広場の兵庫駅側に 3 基(地下式・228 台収容/基)、元町駅側に 2 基(地下式・204 台収容/基)設置します。元請の大鉄工業株式会社のもと、 5 月より施工を開始する予定です。
本事業は、神戸市がまちの質・暮らしの質を一層高め、都市ブランドの向上と人口誘引につなげるべく進める「リノベーション・神戸」の一環として実施されるものです。安全でスムーズな交通機能整備が求められており、「エコサイクル™」の高い利便性や安全性、施工性が評価され採用に至りました。
「エコサイクル™」はこれまで、全国で 26 箇所、63 基納入されるなど、着実に実績を積み重ねてきました。近年では関西圏においても、案件の具体化に向けた問い合わせが増加傾向にあります。昨年にはグループ会社の株式会社技研製作所(本社:高知市、代表取締役社長 CEO:大平厚)が、神戸市の兵庫駅、六甲道駅で設計業務を実施しました。神戸駅の大幅リニューアルとして一気に 5 基設置する本事業に注目が集まっている中、一層提案活動を活発化させ、サステナブルで安心・安全・快適なまちづくりの実現に貢献していきます。

神戸駅前「エコサイクル™」設置イメージ※
※計画中のイメージであり、今後の協議により変更となる可能性があります。


■整備の背景

神戸市は「神戸駅」を「リノベーション・神戸」の対象として、駅周辺を活性化させるとともに、神戸の名を冠するにふさわしい風格ある駅前空間を実現すべく、2021 年に「神戸駅前広場再整備基本計画」を策定しました。駅前広場の大部分を占めている駐輪場を広場の地下に集約することで、土地や駐輪場不足の解消、利用者の利便性の向上が期待できる地下タワー式駐輪場の整備が「神戸駅前地下駐輪場整備事業」にて計画されています。

■駅前整備に適した施工性

本事業では収容効率や利便性の高い駐輪場を、鉄道や地下街、また並行している他工事(地下平面式駐輪場の整備)と近接した場所で整備しなければなりません。駅や地下街の利用者も多いことから、施工時は高い安全性と周辺環境への配慮が求められます。
「エコサイクル™」は、子供乗せ自転車をはじめ幅広い車種を 1 基あたり 200 台以上収容できる上、ラッシュ時も混み合うことのない入出庫スピードを実現するなど利便性にも優れています。また「エコサイクル™」の地下躯体は杭圧入引抜機「サイレントパイラー™」で構築するため、既に地中に押し込まれた杭をしっかりとつかむという機械の原理上、転倒の恐れがありません。無振動・無騒音施工、省スペース施工に加え、シンプルな施工工程で早期完工を叶えます。

■設置予定場所

※「地理院地図 Vector」(国土地理院)(https://maps.gsi.go.jp/development/vt.htm )を
もとに株式会社技研製作所作成


■事業概要


事業名神戸駅前地下駐輪場整備事業
場所神戸市中央区相生町
発注者神戸市
元請業者大鉄工業株式会社
施工業者株式会社技研施工

「エコサイクル™」の詳細については技研製作所ホームページをご覧ください。
https://www.giken.com/ja/products/developments/eco_cycle/


■技研グループ概要
「圧入原理」を世界に先駆け実用化した杭圧入引抜機「サイレントパイラー™」を製造販売し、その優位性を生かしたソリューションを提案・実践しています。無振動・無騒音、省スペース・仮設レス、地震や津波、洪水に耐える粘り強いインフラの急速構築――。圧入技術が提供するオンリーワンの価値は、世界の建設課題の解決や国土防災に貢献しており、採用実績は 40 以上の国と地域に広がっています。


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社技研施工
東京本社/千葉県浦安市港75番地1
TEL:047-318-9111(平日8:00~17:00)
高知本社/高知県高知市布師田3948 番地1
TEL:088-803-1192(平日8:00~17:00)
E-mail:sekok-somu@giken.com