GRBTMシステムは、すでに地中に押し込まれて地球と一体化した完成杭をつかんで反力とし、その完成杭上のみで圧入を完了させる工法です。この施工システムをさらに活用し、ステージ架台を完成杭にセットし覆工板を設置するだけで仮設作業構台を構築する技術です。
従来の構台設置作業は、河川流路への阻害・周囲への圧迫感など周辺環境への影響も大きく工期・工費も増大していました。この技術では、すでに打ち込まれた杭に挿入・引掛けるだけで容易に設置が可能となり、河川流路や周辺環境に影響を与えず、省スペースでの急速施工が可能となりました。
完成杭上に仮設作業構台を短期間で構築し、圧入後工程の作業効率アップ
GRB™プラットフォームとは
ステージ架台構成
基本構造
設置手順
ステージ架台を利用することで、すぐに建設機械の作業スペースが確保でき、車両の運行、資材の運搬・設置スペースとしても活用できるため、鋼管杭圧入完了後の別工程作業の工期・工費削減に繋がります。
鋼管杭のサイズ(Φ800~Φ1200)、板厚の違いにも対応しており、用途によりステージの位置や幅も任意に設定することができます。飛び杭施工(スキップロック工法TM)におけるパワーユニットの移動、杭の搬送手段としても活用できます。
様々な現場条件下で生産性を向上
施工状況
施工実績
概要
工事目的 | 地滑り抑止杭 |
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工事場所 | 長崎県 東彼杵郡東彼杵町 |
工 期 | 2017年7月 ~ 施工中[2019年4月時点] |
施工実績リーフレット
GRBTMプラットフォームを設置する事で現況地盤に与える影響を最小限に留める事を可能にしました。