ジャイロプレス工法TMによる水密性の高い止水壁の構築を可能とするため、杭間に小口径鋼管と専用モルタルジャケットを用いてモルタル充填することで止水性能をもたせる技術です。
硬質地盤において先端リングビット付鋼管杭を回転圧入させるジャイロプレス工法TMは、鋼管杭に継手がないため、橋梁基礎工事などで必要となる止水壁の構築には、主に鋼管矢板や鋼矢板などが利用されています。
しかし、硬質地盤や障害物がある場所での施工は困難で、コストや時間のかかる大掛かりな工事となっていました。鋼管杭止水の開発により鋼管杭での止水が可能となり、ジャイロプレス工法TMの適用範囲が大幅に拡大されました。
鋼管杭間を閉止し、止水・土留めを確実に行う
鋼管杭止水とは
特長・メリット
■鋼管矢板が圧入不要な硬質地盤においても砂置換等補助施工をせずに鋼管杭圧入&止水が可能
■目的・用途に応じた区間処理方法を提案可能
■小口径鋼管を回転圧入するため、より高精度で密着性の高い施工が可能
■上空制限のある現場条件でも止水施工が可能
■鋼管矢板継手相当の杭間ピッチにも対応するべく、専用モルタルジャケットを新規開発
施工手順
鋼管杭止水では、まず「ジャイロプレス工法TM」により構築した連続杭の杭間に2本の小口径鋼管を圧入。これら大小の杭により閉合した空間に「モルタルジャケット」を挿入し、ジャケット内にモルタル充填することで止水性を持たせることができます。この技術により、周辺環境への影響が少なく経済性に優れた止水壁を、急速・安全に構築可能としました。
小口径鋼管は、アタッチメントや専用圧入機を用いることでより硬質な地盤にも対応しており、上空制限下での施工も可能です。
仕様・施工条件
工事実績(仮設工)
水管橋橋脚撤去工事
工事目的 | 水管橋橋脚撤去のための土留めおよび止水 |
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工事場所 | 神奈川県横浜市鶴見区 |
■施工計画
■施工状況
■圧入技術レポート
ジャイロプレス工法TMと新しい鋼管杭止水による土留め止水壁で、水中に残置された橋脚を短工期で撤去しました。
工事実績(本設工)
防潮堤および堤防設置工事
工事目的 | 防潮堤および堤防設置のための継手間土留め |
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工事場所 | 岩手県釜石市 |
■施工状況
河川改修工事
工事目的 | 河川改修工事の為の護岸構築 |
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工事場所 | 兵庫県姫路市飾磨区 |